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人と人の関係で生まれる信頼を貯えておくことを信頼口座と呼ぶことにしよう。 人間関係は、築くにも修復するにも、時間がかかる。 主体的になり、自分の影響の輪の中で努力するには高い人格が要る。

「自立」という土台があって「相互依存」が築けることを心に留めてほしい。 実りある人間関係をそんなに安易に築けるわけがない。 自分を律し、自制することが、他者との良好な関係を築く土台になる。

マネジメントの能力はあなたの中に育つものだ。 第Ⅱ領域のパラダイムを理解し、自分の内面に根づかせれば、緊急度ではなく重要度のレンズを通して物事を見られるようになる。 それがマネジメントの鍵である。

手段は自由に選ばせ、結果に責任を持たせる。 次の五つを明確にし、何が期待誰ているのかをお互いに理解し、納得しなければならない。 望む結果、ガイドライン、リソース、アカウンタビリティ、評価の結果

使い走りのデリゲーションと全面的なデリゲーションの二種類がある。 普段やっている、一対一でやり方を指示し、監督するのは使い走りのデリゲーションだ。 使い走りのデリゲーションで出せる結果はたかが知れている。

すべてのことを達成するには、自分の時間を使って達成するか、人に任せるかしかない。 自分の時間を使うときは効率性を考える。 人に任せるときは効果性を考える。

自分自身が効果的に生きることが何よりも重要であるという認識に立っている。 第Ⅱ領域の活動に自然と時間を使えるように働きかける。 時間は二番目であり、人間関係と結果を第一に重視しているということだ。

一週間の計画を立て、実行していく間には必ず、誠実さが試される。 人との関係を効率で考えることはできない。 自分の中にある高い価値観に従って行動できる。

第Ⅱ領域を中心にして計画を立てるときは、次の四つのステップを踏む。 役割を明確にする、目標設定、スケジューリング、一日単位の調整。 原則中心の生き方、第Ⅱ領域を重視して生活すると、ポジティブな方向へ飛躍的に変わる。

第Ⅱ領域の時間管理は、人生を効果的に生きることが目的だ。 六つの基準は、一貫性、バランス、第Ⅱ領域へのフォーカス、人間関係重視、柔軟性、携帯性。 第Ⅱ領域は効果的なセルフ・マネジメントの鍵を握っている。