の成果に基づいて作成したもので、日本にいる障害児を持つ家族が、地域で安心して暮らすことができるよう、情報を提供し、地域の関係機関と連携しながら、障害児者やそのご家族などへの支援を行うものである。

「日本に在住する中国人障害幼児児童の支援方法に関する調査研究と事例研究」では、日本在住の障害のある中国人幼児児童を対象に、本人支援・保護者支援・教員支援で構成された包括的な教育的支援方法について、具体的な支援例を含めたガイドブックを作成し、他の外国籍の幼児児童にも応用可能な支援システムモデルを提案することを目的とする。この目的を達成するために、障害のある中国人幼児児童への支援の実態、及び欧米での支援方法に関する調査結果に基づいて、障害のある中国人幼児児童への具体的な教育的支援の方法を考案し、その支援方法を実際に事例研究にて検証する。本研究成果は、将来的に、中国人幼児児童だけではなく、他の国籍の日本に在住する外国人幼児児童への幼児期から青年期・成人期に至るまでの系統的で包括的な支援プログラムの開発へとつながる参考モデルとなりうる。